NISHINAのものづくり
Nishina’s Monozukuri
NISHINAのものづくり
Nishina’s Monozukuri

どんなシーンでも常に力強い、そして精密な動きが安定して求められる建設機械や産業用車両。
これを支えているのが、NISHINAが生み出す油圧機器製品群です。

複雑な回路で機械作動のための作動油を送り出す油圧機器は文字通り人間でいえば「心臓部」。
安定した作動のためには、複雑に組み込まれた部品のひとつひとつに最高精度の仕上げが求められます。

これを実現するために、高精度マシニングセンタによる加工、ホーニングによる真円度・真直度の追求、ミクロン単位でのクリアランス管理など、あらゆる製造工程で熟練を重ねたスタッフの確かなクラフトマンシップが発揮されます。
そして、その技術をさらに高みへ引き上げるための挑戦は日々続いていきます。


私が所属する製造部では生産計画を確実に達成するために品種・量・人が変わっても乱れないよう、日々改善し続ける現場であることがめざす姿です。 その為にも、「標準の定着」が不可欠です。決められたことを、決められた手順で、決められた時間でやりきる。それによりバラつきを抑え、安定させ、改善につなげ成長し続けることが出来ます。
私は2017年よりGPM(Global Production Meeting)に参加し、同じ製品を生産する製造一課と海外拠点(アメリカ)とのシンクロを目指しています。
ここでもやはり重要になってくるのは「標準の定着」です。標準とは何か、現地の人達に理解してもらう事や人の入替りにより標準が定着しない、標準類が活用されていないなどの苦労はありますが、「オール仁科」で先行き不透明な事業環境を乗り切るべく活動を推進し、海外拠点においても「製造現場のめざす姿」に近づけ共に成長していければと考えています。
また、本社の自主研活動では2016年より、今までの「点」の改善活動から「線」の活動を開始しました。
個別での最適が「点」の活動であるならば、全体での最適が「面」の活動です。「線」の活動はその間にある活動になります。過去の常識に疑問を持つことを大切にTPS(Toyota Production System)の1個流しの1の単位の追求をしています。
昨年、トヨタL&F様向けの順序納入に追従する順序生産(生産指示~生産と出荷準備)の活動を終え、大きな成果を出しました。現在はそこで得たノウハウを横展開し、建機メーカー様の在庫低減によるリードタイム短縮活動に取り組んでいます。
今後は更に工場全体を結び最適な物の流れを実現できる物流改善にチャレンジしていきます。
次に人材育成の取組では、製造現場から意識の高い人材を発掘し「自ら考え、行動できる人材」の育成を行っています。
自分自身も成長できるよう仲間と共に考え、行動し先生と生徒の関係ではなく同じ志を持つ師匠と弟子の関係を築いていきたいと考えています。
創立80周年を迎えるあたり、諸先輩方が作り上げてきたものに感謝と敬意を表したいと思います。
また、伝説・神話に疑問を持ち、どうすれば不良を出さないで済むのか、どうすれば早くつくれるか、どうすればつくりやすいかを止まることなく追求していきます。
今後も社是の「一致協力」を胸に刻み社業発展の為に邁進していきます。